大島地区肉用牛 振興大会

グランドチャンピオンに輝いた伊仙町の「そら号」「はるこ号」「れお号」(左から)=19日、与論町=

Gチャンピオン、伊仙町の父系群3頭

 

3部門に60頭 地元開催与論町、地区別団体制す

 

 【沖永良部】第17回大島地区肉用牛振興大会(県経済農協連合会主催)が19日、与論町の与論家畜市場であった。月齢別3部門に9地区の代表牛60頭が出場した。審査の結果、第3部(父系群)第1席の「そら号」「はるこ号」「れお号」=伊仙町=がグランドチャンピオンに輝き、地区別団体は与論町が制した。

 同大会は、各地区が持ち回りで3年に1度開催。第1部(若雌1区12~16カ月齢)は22頭、第2部(同2区17~23カ月齢)は17頭、3頭1組で競う第3部(父系群)は7組21頭が出場した。 

 県農政部畜産課肉用牛酪農係長の川畑健次審査長ら4人が、黒毛和種種牛審査標準等に基づき、体のバランスや体積などを審査した

 川畑審査長は「若雌区は、発育、体積ともに十分で、資質、品位も優れたものが多かった。父系群は、種牛性が良いものが選抜されていた。かごしま黒牛のブランド確立に向け、適正な飼養管理、適度な運動などに努めてほしい」と講評した。

 前回大会(2014年)に続き、グランドチャンピオン牛を出した伊仙町の政栄達さん(62)は「感無量。牛がきれいな姿勢を保てるよう訓練した。チームで頑張ったおかげ。次回もグランドチャンピオンを目指す」と喜んだ。

 各部入賞(1~3席)は次の通り。(敬称略)

 【第1部(若雌1区)】①「よしかめ号」(与論町・白石利成)②「ひなた号」(同町・叶敏典)③「はなこ号」(伊仙町・田畑範子)

 【第2部(若雌2区)】 ①「こうすけ694号」(和泊町・原田誠)②「ゆみ号」(伊仙町・富山明)③「くれあ号」(与論町・牧房男)

 【第3部(父系群)】 ①「そら号」「はるこ号」「れお号」(伊仙町・江田幸治、政寿樹、元田高美)=グランドチャンピオン=②「まこ号」「はなふく号」「かつこ号」(与論町・川畑泰孝、叶敏典、池田克也)③「まゆ号」「あい号」「ななこ号」(天城町・武田勝幸、盛喜信男、林栄作)※全て「華春福」系

 【団体】①与論町②伊仙町、天城町