科学的な要素を盛り込んだパフォーマンスで来場者を魅了した「らんま先生」
【徳之島】手品などを融合させ、見る人に楽しく学んでもらう体験型パフォーマンスを展開している「らんま先生」のライブステージ(徳之島虹の会主催)が28日、伊仙町ほーらい館であった。らんま先生の軽快な話術とともに来場者も巻き込み、科学的要素を盛り込んだパフォーマンスで魅了するなど、ユーモアに富んだステージで場内は笑いの渦に包まれた。
NPO法人徳之島虹の会(行山武久会長)主催。あいさつで、行山会長は「らんま先生の話を聴けばエコの大切さなどを知ることができる。夏頃には世界自然遺産登録が決まると思う。お父さん・お母さんも、ステージを見てエコについても一緒に考えてもらえたら」などと呼びかけ、ステージは開演した。
各種コンテストで優勝を収めたパフォーマンス技術も融合された「環境パフォーマンス」は各方面から評価を受け、環境問題に対する高い専門性、知識が認められ環境省から「環境パフォーマー」の認定も受けたらんま先生。自己紹介とばかりに、まずはディアボロ(中国ごま)を操りながら登場し、3㍍ほどの高さまで、浮かせてキャッチする技術で来場者らを驚かせた。
ディアボロが落下してくるのは「万有引力の法則」による働きであることを解説。その後のパフォーマンスでも、「表面張力」、「遠心力」など科学的用語を実際のパフォーマンス のなかで説明し、その法則や働きを子どもたちに分かりやすく解説。
また、東南アジア諸国での植林ボランティアなど過去の活動も一部紹介し、地球環境を守る大切さを呼びかけた。
来場者からアシスタントを選ぶなど、来場者を巻き込んだパフォーマンスも印象的。バルーン風船をプレゼントするなどサービスも旺盛に、膨らませる途中で空気をアシスタントに吹きかけたり、刀に見立てた風船でたたくなどする掛け合いなどでも、子どもたちを中心に場内にはたくさんの笑い声が響いた。
29日も徳之島町亀津の北区公民館であり、亀津幼稚園の園児など児童らがステージを楽しんだ。