来年より3日に変更となる奄美市名瀬地区の「新成人のつどい」(18年1月5日、奄美文化センター)
名瀬地区 参加者増やすため3日に
奄美市教育委員会は12日、2019年の同市名瀬地区の「新成人のつどい」開催日を1月5日から1月3日に変更すると発表した。生涯学習課によると名瀬地区の成人式参加者の約7割が島外居住であることや、新成人へのアンケート調査で変更した方がよいという意見があったことから参加者を増やすための変更とした。
同課の福長敏文課長は、「成人式が5日では、就職している新成人が仕事始めなどで参加しづらいという声があった」とし、17年から成人式の時に新成人にアンケート調査を実施。調査では「5日を変更した方がよい」の回答が18年は半数を超え、「仕事始め、始業までの日程に余裕がなく参加できない友人がいる」の理由が多かったと説明した。
また居住地について島外と答えた新成人は17年が76・1%で、18年は68・6%を占めた。
名瀬地区の成人式の参加者数、参加率は減少傾向。08年の参加者554人と参加率95・6%に対して、17年は321人で72・1%まで減少となった。
福長課長は、「市のホームページや広報誌(4月号)などで成人式の日程変更を周知する」と説明。「就職している新成人が参加しやすい日程を検討した。減少している参加者を増やしたい」と話した。
この変更で市内3地区の成人式が、19年から同日開催になる。変更後の日程は、住用地区が19年1月3日の午前10時~同11時半ごろ、笠利地区が午後1時~同2時半ごろ、名瀬地区は同3時半~同4時45分ごろを予定している。