完成した花道を歩く児童ら=知名町=
JAあまみ青壮年部知名支部 地元の花でアレンジメント
住吉小児童参加。完成
【沖永良部】地元の花を使ったフラワーアレンジメント教室(JAあまみ青壮年部知名支部主催)が20日、知名町立住吉小学校(脇田幸治校長)であった。全校児童51人が参加し、色とりどりの花で仕上げた卒業式用のフラワーロードを完成させた。
同支部で取り組む花育活動の一環で、支部メンバーら7人が講師を務めた。準備した花は、テッポウユリやトルコギキョウ、スプレーギク、カサブランカなど。
テーマは「卒業式用の花道づくり」。上級生と下級生が2人1組で「この花を使ってみて」「(花の)高さはどうしよう」と相談しながら、スポンジに花を挿していった。
その後、花でいっぱいになったポッドを廊下に並べて花道を作り、全員で体験。花を見て満面の笑顔で歩く子や、少し恥ずかしそうな表情を見せる子もいた。
同小5年の伊井由利さん(12)は「きれいにできた。卒業する6年生の夢が叶って欲しいという願いを込めた」と話した。
同支部の武元直人支部長(40)は「卒業する児童をみんなで送り出せるのは良いこと。島の花を知ってもらうためにも、ほかの学校でも開催したい」と語った。
住吉小学校の卒業式は22日。3人の児童が花道を通り、学び舎を後にする。