奄美市名瀬では気温が上昇し「夏日」を観測した(西康範さんが28日撮影)
気温上昇 名瀬と与論で「夏日」
快晴の奄美地方は28日、気温が各地で上昇し奄美市で25・3度、与論島で25・1度を記録し「夏日」となった。その他の地点でも4月下旬から5月上旬並みの陽気となり、沖永良部では今年最高となる24・2度まで上昇した。
新緑の季節を迎え、奄美の森ではシイが開花し山肌をまばゆいライトグリーンで染め上げている。名瀬市街地では背後の山の新緑が海に迫り、まるで街を包み込むように見られる。
気象庁によると、夏日を記録したのは奄美市名瀬25・3度(平年比プラス4・1度)、与論島25・1度(同プラス3・5度)で両地点とも5月上旬並みとなった。
別の地点でも4月下旬~5月上旬並みの気温を観測。伊仙の23・9度(同プラス2・6度)から、天城の24・6度(同プラス3・4度)となり、沖永良部は24・2度(同プラス2・7度)で今年最高値を更新した。
鹿児島気象台発表で、奄美地方の29日の天候は晴天で、名瀬の最高気温が24度、最低気温は15度。沖永良部は最高気温が24度で、最低気温が19度の予報となっている。