城南海さんが一日警察署長

通行者に啓発チラシなどを手渡す一日奄美署長の城南海さん

奄美署・地域の安全呼びかけ
春の交通安全運動始まる

  春の「地域安全運動」と「全国交通安全運動」が6日、全国で一斉にスタートした。同日、奄美署(大川隆則署長)では、奄美市名瀬の多目的屋内練習場サンドームで「出発式」を行い、交通安全を祈願。また、同市名瀬商店街アーケードでは、一日奄美署長を務める奄美出身の歌手・城南海さんが「街頭キャンペーン」を実施し、子どもや女性の犯罪被害防止などを呼びかけた。期間は15日まで。

 地域安全運動では重点項目として、①子ども・女性の犯罪被害防止②うそ電話詐欺被害防止③性的犯罪被害防止―の3項目。全国交通安全運動では「子どもと高齢者の交通事故防止」を最重点に、①歩行中・自転車乗用中の交通事故防止②シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底③飲酒運転の根絶―を掲げた。

 出発式では、城さんの一日警察署長委嘱式が行われたほか、松本俊一支庁長(代読)や朝山毅奄美市長もあいさつ。優良運転者表彰や安全運転管理モデル事業所の交付式なども行われた。

 一日奄美署長となった城さんは、犯罪などの減少傾向に触れ「概ね平和」と報告。また、同署のマスコットキャラクター「カケルくんとの7つの約束」を朗読しながら「①出カケル前に鍵をカケル…八つ目は…私の曲をカケル」など、会場の笑いも誘った。

 この後、歌を披露した城さんは息つく間もなくアーケードに移動し、応援に駆けつけたコクトくん・ロビンちゃんらと街頭キャンペーンを展開。「地域安全運動が始まります。よろしくお願いします」など、道行くお年寄りや子どもたちに啓発チラシとポケットティッシュを手渡し、地域の安全をアピールした。

 なお、各被表彰者等は次の通り(敬称略)。

 ▽交通安全功労者 益田典子▽優良運転者 大郷利照、中田勝彦、森哲、田口忠正、堀口義孝▽安全運転管理モデル事業所指定 ㈱新日本試験室