サンガツサンチ 青空の下で海開き

サンガツサンチ 青空の下で海開き

海開きが開かれ、子どもたちが笑顔で海に入り、海水浴やマリンレジャーを楽しんだ

子ども達、マリンレジャーも
笠利町・ばしゃ山村

 旧暦の3月3日(サンガツサンチ)にあたる18日、奄美市笠利町用安の奄美リゾートばしゃ山村のビーチで「海開き」行事が行われた。神事を執り行い海の幸に感謝するとともに、レジャーシーズンを前に海の安全を祈願。約300人が訪れ、地元の子どもたちは海水浴やバナナボートなどのレジャーを楽しんだ。

 一面に広がる青空の下で行われた神事には観光団体、奄美海上保安部など関係者約30人が参加。清めはらいや、玉串の奉納などを行った。

 海開き宣言があった後には、招待されていた同市笠利町の赤木名小学校の4~6年生の児童らが、我先にと海へ。水温22度と少し冷たい海で元気よく初泳ぎを楽しんだ。子どもたちの様子を見ていた同小の前田和洋校長は「島らしさがある良い行事。学校周辺の海が遊泳禁止になっているので、こうしたところに呼んでいただけるのはありがたい。けがや事故のないように海を楽しんでほしい」と語った。

 また、マリンレジャーのデモンストレーションではバナナボートやスタンドアップパドルボートなどが用意され、子どもたちも体験。同小5年の藤川六花さん(10)は「バナナボートに乗って楽しんだ。海は冷たかったけど気持ちよかった。今年もたくさん海に来たい」と笑顔を見せた。