国体バスケ女子県代表入り

国体バスケ女子県代表入り

国体のバスケ県代表メンバーに選ばれた(左から)林、作

奄美高の作と大島高の林
強豪校の選手と並び選出

 福井しあわせ元気国体2018(第73回国民体育大会)のバスケットボール少年女子の部(高校生の部)の鹿児島県代表(13人)に、奄美高校3年の作桃華と大島高校2年の林杏樹が選ばれた。代表選手の大半は県トップレベルの強豪校の選手で、離島の高校からは作と林の2人だけが選ばれた。

 今年5月の県高校総合体育大会で県代表候補が選考された。作と林は候補20人の中に入り、候補選手が参加する3回の練習会を経て県代表に決まった。練習会では元男子日本代表選手を講師に迎えたり、鹿屋体育大と練習試合をするなどした。

 ポイントガードの作は155㌢と小柄ながらもドリブル技術や得点能力に秀でており、160㌢でフォワードの林は身体能力が高く、1対1の時のオフェンス力に優れているという。今回はこうした点が評価され代表入りした。

 選手選考の中心を担った田中良和・バスケ少年女子県代表ヘッドコーチは「作にはポイントガードとしてゲームをコントロールしてほしいし、林は鹿屋体育大の選手にも力が通用した。大島地区から選手が選ばれたのはここ15年以来だろう」と話す。

 バスケ少年女子の部は10月1~4日、福井県で行われる。県代表は8月13、14日、福岡遠征に臨み、同18、19日には本大会出場をかけた九州ブロック国体に挑む。作は「高校3年になり国体に出られる話をいただき、びっくりした。ほかのメンバーに負けないよう自分のドライブなどを生かして頑張りたい」、林は「メンバーにすごい人たちがそろっているが自分の役割を果たしてチームに貢献できるよう頑張りたい」と意気込んだ。