奄美群島初設置の3歳未満児用・遊具空間「すくすくランド」=1日、天城町総合運動公園
【徳之島】天城町は2017年度から5年計画で、国の公園施設長寿命化対策支援事業で「地域に根ざした都市公園施設の再整備」計画を推進。町総合運動公園「わんぱく広場」にはその第1弾、奄美群島初という3歳未満児用「遊具」空間「すくすくランド」が完成し、1日から解放を始めた。子育て支援でも喜ばれそうだ。
町建設課によると同再整備計画の対象公園と整備内容は▽17年度=町総合運動公園クラブハウス(トイレなど施設)、3歳未満児向け遊具設置▽18年度=同運動公園トライアスロン遊具の設置、現アドベンチャー遊具(木製)の撤去▽19年度=アドベンチャー遊具の設置▽20、21年度=湾屋史跡公園、岡前西郷公園の各遊具更新。総事業費は約2億5千万円(国庫補助50%)を見込む。
町総合運動公園(面積1・03㌶)は90年に供用開始後、町民の健全な心身を育む場や交流活動(各種地方大会)の拠点に活用。近年は実業団や大学などのスポーツ合宿や全国規模トライアスロン大会会場としても島外から高い評価を受けている。12年度~16年度にかけた整備計画では運動施設の改善がなされた。
しかしその後、町側は「公園としての機能面では満足されていない状況。特に、子どもたちへの配慮が懸念される」と判断。運動施設および遊戯施設などの改修・更新を進めることで「高齢者から子どもまでを含む町内外の利用者に対し、安心安全で快適な憩いの空間の形成を」(同課)と17年度から着工。
第1弾の3歳未満児用「遊具」空間「すくすくランド」は、子ども環境アドバイザー東間掬子氏が考案。従来の「公園の遊具は危ないからダメ!」など観念を一掃した遊具空間。①ボール渡り②シーソーパッド③ぶら下がりディスク④ばらんすベンチ⑤チャレンジボール⑥ハンモックネットで構成している。