児童に見送られながら「奄美警友パトロール隊」が出発した(朝日小学校)
警察OBで結成
子どもや地域の安全守ります
奄美警察署管内に在住する警察官OBでつくる、青色防犯パトロール隊「奄美警友パトロール隊」(玉井勝郎隊長)が13日、発足した。子どもの通学路などで交通安全や防犯巡回を実施する。同日、奄美市名瀬の朝日小学校(長野浩明校長、児童650人)で出発式を開き、児童を前に隊員は地域の安全・安心に向けた取り組みを誓った。
同隊はOB14人と青パト車両5台で構成。管内で活動する防犯ボランティア団体としては17番目。児童の登下校時間や通学路などを重点にパトロールし、注意喚起するという。
式で大川隆則署長は同校区内での声掛け事案に触れ、見守り活動の意義を強調。児童を前に「隊員や地域の方々が見守ってくれていることを忘れず、交通ルールを守ってください」と述べた。
また同署マスコットキャラクターのカケルくんも登場。自分の身を守る行動を子どもたちに呼び掛けた。
玉井隊長は「元警察官という経験を生かし、関係機関と連携しながら地域の保安に尽くしたい」と決意表明。式後隊員はパトロール車に乗り込み、市街地などの巡回に出発した。
2年の重村莞平時=かへいじ=くんは「下校するときは、車に気をつけて帰ります」と話した。