観客席に集まった保護者らの声援を受けながらゴールへ向かったハイハイリレー
ハイハイレースなど競技多彩
園児100人参加で交流深め
奄美市と龍郷町の地域型保育・認可外保育6園は6日、奄美市名瀬の金久中学校体育館で合同の「ふれあい運動会」を開いた。0~6歳までの子どもたちが13種の多彩なプログラムで日々の成長を見せ、保護者らを喜ばせた。
運動会は定員の少ない地域型保育園、小規模保育園が園児らの交流を深める目的で2016年から開始し、今年で3回目。今年は約100人の園児が参加。会場には保育士のほか、保護者や祖父母が多く詰めかけにぎわった。
この日はハイハイがまだできない赤ちゃんのもとに保護者が駆け付ける「今いくよ」から競技スタート。年齢に応じてハイハイやかけっこなどで競った。「ハイハイレース」では、ゴールで待ち受ける保護者のもとに笑顔で進む子もいれば、中には泣き出して止まってしまう子も。保護者がゴールテープより前に出て迎えに行くなどのほほえましい場面もあった。
お遊戯では童謡「おもちゃのチャチャチャ」に合わせてダンスを披露した。ペットボトルで作られたマラカスを振り可愛らしく踊る姿は保護者にとって絶好のシャッターチャンス。我が子の成長を残そうとカメラやスマートフォンを構える様子が見られた。
同市名瀬の地域型保育施設「いっぽいっぽ」(定員5人)に娘・彩優美=あゆみ=ちゃん(1)を通わせる濱田誠太郎さん(38)は「人が大勢いたので緊張したのかハイハイしてくれなかった」と苦笑い。一方で、「他園と交流するイベントに参加するのは初めて。会場を見ると少子化がうそに思えるほど盛り上がっている。集団で何かをする機会が少ないので、少しでも慣らすことができれば」などとも話した。