ナカドウチェス市に元気に旅立った15人の生徒たち
中学生交流派遣事業 家族や親戚が見送り
2018年度奄美市中学生交流派遣事業(同市主催)に参加する中学生生徒15人は6日、交流先となるアメリカの姉妹都市テキサス州ナカドウチェス市出発に向けてのセレモニーを同市笠利町の奄美空港で行った。家族や親戚、教員や関係者などが詰めかけ、生徒たちを見送り。生徒を代表し赤木名中2年・竹田直太郎君が「一生に残る思い出つくりたい。行ってきます」と元気に宣言し空港を旅立った。
同事業は、海外での授業や生活体験などを通して、語学向上や国際感覚を身に付けようと毎年実施。旧名瀬市だった1995年に姉妹都市契約を締結し、相互に生徒を派遣し合うことで交流を進めている。
今回は、同市から男子6人・女子9人の中学2年生15人が選抜。ナカドウチェス市の学校などを拠点に、英語学習や文化活動、ホームステイなどを体験する。
セレモニーで、同市教育委員会・元野弘学校教育課長は「不安もあると思うが、奄美の良さもぜひ伝えてほしい。みんなが大きく成長して帰るのを楽しみにしている」と旅立ちを前にエール。竹田君は「海外は初めてだが、積極的に交流を深めたい。食や生活習慣の違いなどをしっかり学び、みんなにいい報告をしたい」と別れのあいさつ。手を振り、握手で別れを惜しむ家族や友達に見守られながら、搭乗口に足を運んだ。
この後生徒たちは、サンフランシスコで南カリフォルニア奄美会と交流し、現地時間の9日にナカドウチェス市に到着。交流25周年のセレモニーなどにも参加し、20日に奄美空港に帰国する。