関西徳州会決起大会

関西徳州会決起大会

今年こそ優勝旗を奪還すると、気合い十分の天城町連合会

どこにも負けるわけがいないと、堂々の優勝宣言をする伊仙町連合会

ワイド節などで一体となり健闘を誓い合う参加者たち。右が北郷博司関西徳州会会長

運動会前に各チームPR
気合十分に火花散らす

 【東京】11月4日にある「第68回定期総会並びに大運動会」の開催を前に関西徳州会(北郷=ほんごう=博司会長)はこのほど、JR尼崎近くにある小田地区会館で「決起大会」を開いた。会員など約200人が集い、おいしい料理と黒糖焼酎を楽しみながら、チームのアピール合戦を展開。本番に向け気合い十分に火花を散らしていた。

 「3年ぶりに優勝旗を奪うぞ~」と東天城連合会チームが威勢よく声を上げれば、「普通にやれば負けません。3連覇しますよ」と伊仙町連合会チームが余裕の表情で受ける・・・。

 まさに、前哨戦のような熱気に包まれた舞台。毎年盛大に行われる大運動会は、午前の定期総会、式典、演芸大会に続いて行われる総会の大きな柱。未就学児から90代まで毎年2千人近くが集まり、アメ拾い、徒競走、玉入れ、綱引きなどで熱戦を繰り広げる。天城町連合会、伊仙町連合会、東天城連合会、徳之島町郷土会の4チームが覇を競ってきた。

 「決起大会」は、その健脚とチームワークの集大成を披露する本番の前夜祭としての位置づけ。「参加者の顔ぶれを確認するとともに、各連合会の結束を深めるという狙いもある」とは、関西奄美会会長代行で関西徳州会顧問の壽満男さん。

 阪神淡路大震災の年以外は、どんな荒天でも開催されてきた。「土砂降りだってカッパを着てやります。みんなが本当に楽しみにしている。これをやらないと1年が終わらないのです」(北郷会長)。関西徳州会にとっては大事なイベントなのだ。

 自身のチームを鼓舞させ、相手チームをけん制する前夜祭の最後は、割りばしを牛の角に見立てての「ワイド節」。参加者全員が笑顔となり、本番への健闘を誓い合って散会した。故郷への強い思いとプライドが激突する大運動会は、いよいよ4日に小田南公園で熱戦の火ぶたが切られる。果たして、どこが優勝するのか。