健やかな成長願い参拝

高千穂神社に七五三参りの親子連れが多く訪れ記念写真撮影などを行った

高千穂神社「七五三」参り
色鮮やかな晴れ着まとう

 「七五三」の15日、奄美市名瀬の高千穂神社では子どもたちの健やかな成長を願い、晴れ着姿の子どもを連れた親子の姿が見られた。子どもたちは色鮮やかな晴れ着を身にまとい、神事に参加して記念品を受け取った。子どもたちは、両親や祖父母などと笑顔で記念撮影を行い、絵馬に願いを書き込み飾りつけた。

 今年は2012年生まれの女児、14年生まれの男児、16年生まれの男女が対象。拝殿では神事があり、おはらいを受けて子どもの健やかな成長を祈願。参拝を終えた親子らが、将来の夢や抱負などが書きこまれた絵馬を境内に飾り付けていた。

 同神社は「七五三」の参拝客に、お絵描き帳や千歳飴、マジックペン、色紙などが入った記念品セット150組を用意。この日は多い時は、一度に5組の親子が神事を受けていたという。近年は七五三参りの客は、15日が平日の場合は日曜日などに分散する傾向があるとし、神社側は18日に多くの参拝者を見込んでいる。

 龍郷町安木屋場の伊集院柚季=ゆずき=ちゃん(3)は、父親の真幸さん(44)と母親の亜季さん(34)や祖父母らとともに、着物を身に付け七五三のお参り。真幸さんは「ここまで健康に育ってくれたことがありがたい。無事に、この日が迎えられてうれしい」と話した。

 柚季ちゃんは「健康で過ごせますように」との願いを込めた絵馬を、飾り付けて両親や祖父母らと神社を後にした。