「しま ま~さんもん応援団」龍郷編

ミズイカのマダ汁作りに挑戦した子どもたちら

「包丁さばきは任せて!」
親子で伝統料理作り マダ汁、マコモダケご飯

 「しま ま~さんもん応援団」イベント(奄美の伝統料理講習会~龍郷町編~)が17日、龍郷町生涯学習センターりゅうがく館調理室で開かれた。龍郷町内の小学生と保護者29人が参加し、親子で「ミズイカのマダ汁」「マコモダケの炊き込みご飯」「たんかんゼリー」の3品作りに挑戦した。子どもたちも包丁を握ってミズイカ、野菜などを切った。中には見事な包丁さばきを見せる子どももいた。

 大島本島地区農産物地産地消推進協議会、大島地域かごしまの〝食〟交流推進協議会、龍郷町生活研究グループ連絡協議会の3団体主催。講師は町生活研究グループ連絡協議会の中村孝代会長、龍宮美智乃さん、山田ヤエ子さん、龍昌子さん、得田ツエミさんの5人が担当。

 ミズイカのマダ汁作りでは①ミズイカをさばき、イカスミを取る②イカスミを水を入れた鍋に入れる③イカの身を切る④鍋に火をつけ、イカスミと切った身を一緒に炊く⑤みそで味付けする―などの作業をした。

 今が旬のマコモダケの炊き込みご飯作りでは、マコモダケの皮をむき、小さく切る作業などを親子で仲良くやっていた。

 ミズイカを切る作業を体験した森吉一喜君(秋名小5年)=今年、大分県から移住=は「イカが生臭く気持ち悪かった。イカが硬かった。包丁さばきは怖くなかった」、東中愛來さん(大勝小5年)は「イカがぬるぬるして切りにくかったが、切った後はすっきりした」と感想を話した。

 赤ちゃんを背中におんぶして参加する母親の姿もあった。

 最後は、作った料理をみんなで試食した。