ベルスーズ奄美公演、盛大に

ベルスーズ奄美公演、盛大に

感動の舞台を繰り広げた「ベルスーズ奄美2018(奄美の子守唄)」公演

感動の演奏、合唱で魅了
1300人来場、山畑氏も

 島唄をクラシック音楽に編曲した「明治維新150周年記念 山畑馨・交響譚詩 ベルスーズ奄美2018(奄美の子守唄)」(同実行委員会主催、奄美市教育委員会・市文化協会共催)公演は18日、奄美市名瀬の奄美文化センターホールで開かれた。この公演のために編成されたベルスーズ奄美記念オーケストラ42人、ベルスーズ奄美混声合唱団111人らが感動のステージを繰り広げ、総出演者は160人を超えた。約1300人の観客が来場し、作曲した山畑馨氏(宇検村阿室出身)も会場を訪れ、18年ぶり、3回目の奄美公演の様子を観客席で見て喜びの表情を見せていた。公演には久保陽子さん、前山真吾さん、里アンナさんらも出演して盛り上げ、1曲ごとに大きな拍手が沸いた。

 県の明治維新150周年かごしま文化力向上提案事業の助成を受けて開催。指揮は奥村伸樹さんが担当した。

 3部構成。第1部は、世界的なバイオリニストの久保陽子さん、川口さくらさん、松崎颯太さん、渡邊多佳子さんの4人がツィゴイネルワイゼン(サラサーテ作曲)など演奏。唄者の里アンナさんが「長朝花」を披露し、里アンナ&森田良平ストリングス~島唄とクラシックの融合~の舞台では、「ヨイスラ」「イトゥ」を披露した。

 第2部では、里アンナ&オーケストラによる「富貴晴美・NHK大河ドラマ『西郷どん』オープニングテーマ」が会場に響いた。

 第3部は、オーケストラと合唱団ら総勢154人による「ベルスーズ奄美」の舞台。①序奏と「椎や実るな」②「永良部の子守唄」「舟の高舳」「旅や濱宿り」③「イッソー」「アラシャゲ」「ドンドン節」が次々と繰り広げられた。

 車いすで来場、鑑賞する観客もいた。