参加者を前に黒糖焼酎の割り方を説明する石原みどりさん(左)
新たな味わいに笑顔の参加者たち。左が石原さん、右がアンテナショップ「奄美」の亀井誓子店長
奄美黒糖焼酎 新しい味わいなど体験
【東京】あまみ商工会と「奄美」はこのほど、吉祥寺のハモニカ横丁に9月にオープンした、奄美のアンテナショップ「奄美」で「奄美黒糖焼酎を100倍楽しむ飲み方」の会を開いた。会には黒糖焼酎ファンらが参加。講師が提案する新たな味わいに酔いしれていた。
黒糖焼酎の魅力を伝えるイベントの講師を務めたのは、焼酎&泡盛ライターで奄美黒糖焼酎語り部の石原みどりさん。まずは、水が入ったグラスを傾けて、そのフチからゆっくりと黒糖焼酎を注ぐ「氷なし水割り」を振る舞った。
「お湯割り」は、器を二つ用意して交互にお湯を入れ替えることで、50度から60度に冷ました上で黒糖焼酎を注いで人肌にするなど、用意された「本日のメニュー」に沿って、丁寧に説明。石原さんの工夫が加わった黒糖焼酎を飲んだ参加者からは、「なるほど、おいしい」の声が上がった。
また、黒糖焼酎のホットミルク割など、初めての味わいにも驚きの声が聞かれた。さらに、蔵元直伝「酢たまご」の黒きび酢仕込み、タンカン風味のミニピザなど、独創的な酒のさかなも用意された。
「蔵元さんから教わったりして、どうせならおいしく飲みたいと考えました」。石原さんはお土産の「酢たまご」を渡しながら笑顔で話していた。
黒糖焼酎の優しい香りが漂う店内で、参加者らは「普段の飲み方を少し変えるだけで、こんなにもおいしくなるんですね」と、驚きの表情を見せていた。石原さんは「こうした会を通じて、もっと黒糖焼酎を知ってもらえればうれしいですね」と、新たな開催への意欲を燃やしていた。