公立小中高始業式

冬休み中に開かれた大会で好成績を残し、末吉校長から表彰状が手渡された伊津部剣道SPの代表生徒ら

「猪突猛進の勢いで突き進んで」
3学期スタート 気持ち新たに

 県内の多くの公立小中高校で8日、3学期の始業式が行われた、クリスマスや正月など、イベントが盛りだくさんだった冬休みを満喫した児童・生徒らは、友人らとの再会を喜び、新学期に向け気持ちを新たにした。

 奄美市名瀬の伊津部小学校(末吉正承校長、全校児童207人)では、児童らが体育館に集合し始業式を実施した。児童代表の2年生の中島伶菜さん(8)と、6年生の當島将唄くん(12)が登壇し、冬休みの思い出や3学期の抱負などを発表。このうち當島くんは「2019年は平成が終わり、新たな元号が始まる年。自分にとっては小学校生活が終わり、中学校生活が始まる特別な一年になりそう。卒業まであと53日。勉強についてはテストの見直し、学級については、思い出作りを頑張りたい」と宣言した。

 末吉校長は、児童らに向け、「伊津部小学校は今年度で創立60周年を迎え、新たな元号とともに61年目がスタートする。イノシシのように猪突猛進の勢いで、まっすぐまっすぐみんなが突き進んでいくことを願っている」と講話した。

 式終了後には転入生を紹介し、剣道大会で入賞した伊津部剣道SPの児童らに表彰状が手渡された。解散し、子どもたちは校舎を大掃除し心機一転、学習への意欲を高めた。