徳之島合宿の実業団陸上部に、豪快にキハダマグロ2本を贈って「奄美の魚」をPR(左・田畑会長)=17日朝、天城町
マグロ解体ショーでも喜ばせた
【徳之島】奄美群島地区漁業士会(田畑浩会長)は17日朝、徳之島での全日本実業団陸上部などスポーツ合宿の拠点となっているホテル・サンセットリゾート(天城町与名間)を訪問。合宿中の14団体の関係者約80人に新鮮なキハダマグロ2本(約60㌔)を贈呈。解体ショーつきで「奄美の魚」を振る舞ってPRした。
群島漁業士会による魚食の普及と「奄美の魚」のPR活動の一環。2010年からスポーツ合宿で奄美群島入りしたアスリートらに群島近海の鮮魚で〝陣中見舞い〟。徳之島には今年で連続5年目。天候と操業関係で養殖カンパチが中心だったが、沖永良部島東方約50㌔で15日に一本釣りした重量32㌔と28㌔のキハダマグロ2本をどんと持ち込んだ。
選手・スタッフらが勢ぞろいした朝食タイムの後に贈呈式。田畑会長(奄美漁協)や茂野拓真(瀬戸内漁協)両漁業指導士、キハダマグロを水揚げした和泊町の会員関根博和さん(56)、県大島支庁農林水産課の水産担当職員らが参加した。
田畑会長(59)は「皆さんのために一番おいしいシビ(キハダマグロ)を獲ってきた。エネルギーに代えて今年1年間大いにご活躍を」とエールを送った。合宿団一行を代表してマグロ(32㌔、約140㌢)を手渡されたJR東日本ランニングチームの坪天潮(つぼ・てしお)コーチ(25)がお礼を述べ、今年の健闘も誓った。
ホテル側の協力で解体ショーも披露しながら、昼食や夕食にも脂の乗った刺身を提供して喜ばせた。
同合宿拠点には同日現在、日本実業団連合の冬期女子長距離強化合宿一行(計10チーム所属42人)をはじめJR東日本、NTT西日本、富士通、K‐wat(韓国)などの選手・スタッフら約80人が滞在中。