「タンカンおいしかった」

給食のデザートとしてタンカンを食べた伊津部小学校の3年生児童

地産地消協 学校給食用に千個余提供

 「大島本島地区農産物地産地消推進協議会」は、奄美を代表する果物であるタンカンを子どもたちに味わってもらいたいと、2019年から奄美大島の学校給食用のデザートとして提供することを計画。今年は2月7~8日に奄美市名瀬、住用町の小・中学校に1000個(カットした4000食分)、19日に大和村の小・中学校に38個(同150食分)の提供を予定。その他の町村と奄美市笠利町には来年2月に提供を計画している。

 タンカンは、各学校給食センターに納品する。7日は奄美市立伊津部小学校(末吉正承校長、児童207人)を同協議会関係者4人が訪れ、給食時に3年生児童39人を前にタンカンのPRをした。

 奄美市公設地方卸売市場名瀬中央青果㈱の森山直樹代表取締役は「名瀬中央青果では、年間222㌧のタンカンを取り扱っている。奄美の果物、野菜を食べて体力、学力をアップさせて頑張ってください」とPR。奄美市農林振興課の大石章人主査はタンカンクイズを出題。「タンカンはいつごろから栽培されたか?」(120年前ごろ)、「一番生産されている県はどこか?」(鹿児島県)との回答を示し、「奄美大島、屋久島の生産量が多い」と説明した。

 給食デザートとしてタンカンを食べた3年生の吉浦蒼空君は「おいしかった。今年も家で何回か食べた」、重村綾花さんは「酸っぱかったが、おいしい。好きな果物です」と話した。