推進目標達成に向け「がんばろう三唱」で気勢を上げる参加者ら=和泊町=
春植150㌶、株出1050㌶目標
和泊町で
【沖永良部】2019年産サトウキビ春植・株出推進決起大会(沖永良部さとうきび生産対策本部主催)が10日、和泊町の南栄糖業であった。キビ増産に向け、春植150㌶、株出1050㌶を推進目標に掲げた。
和泊、知名両町の農家ら60人ほどが参加。あいさつに立った同対策本部の山下元達本部長は「推進目標の達成には、皆さんの協力がなくてはいけない。近年は、いつ大きな台風が来てもおかしくなく、災害に強いサトウキビの推進で沖永良部の経済発展につなげたい」。和泊町の前田修一副町長は「品種改良や防除薬剤の普及により、株出面積の割合が増えているが、単収低下が課題で計画的な新植が重要だ」と述べた。
今期は、昨年12月10日に操業開始。生産量8万2544㌧を見込んでいる。同対策本部によると、2月9日現在の達成率は43・5%。操業終了は3月末を予定している。
南栄糖業の芋高宗栄社長は「台風で心配されていた糖度も上がってきている。今後の天候回復とさらなる糖度の上昇に期待したい」と話した。
最後に、参加者全員でがんばろう三唱を行った。