ボヘミアン・ラプソディ 奄美でもヒットの予感

ボヘミアン・ラプソディ 奄美でもヒットの予感

「ボヘミアン・ラプソディ」が上映されている奄美群島で唯一の映画館シネマパニック

「アナ雪以来の客足」
貸切で応援上映の予定も

 昨年11月の公開以降、世界的なヒットを記録する映画「ボヘミアン・ラプソディ」の上映が奄美大島唯一の映画館・奄美市名瀬のシネマパニックで始まった。3連休初日の9日以降、早速にぎわいを見せている。25日には応援上映イベントも予定されている。

 同映画は、イギリスのロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの生涯を描いたもの。迫力満点のライブシーンなどが話題を呼んだ。アカデミー賞で複数の賞にノミネートされるなど今も注目を浴びる。

 同館では9日から土日祝日限定で1日2回上映。従業員の男性は「上映開始前から問い合わせが多かった」と振り返る。9~11日の三連休には定員54人の映画館がほぼ満員になるほどの来場があり、3日間6回の上映で延べ172人が足を運んだという。「『アナと雪の女王』以来の客足。エンドロールが終わるまで観客が立たない映画は珍しい」と語った。

 映画を見た同市名瀬の女性は「県本土で見たので今回が2回目。楽曲の歌詞の背景がフレディの人生そのもの。ライブのシーンでは自然と涙が流れた」と興奮気味の様子だった。

 応援上映イベントは25日午後6時半から。企画した同市名瀬の南琴乃さんは「上映日に仕事がある人にも見る機会があればと思いから、アカデミー賞授賞式当日に決めた」。当日はチヂン(太鼓)の持ち込み、声出しも可能という。

 期間は3月17日まで。土日祝日の①午後3時半~同5時45分②同6時半~同8時45分。上映に関する問い合わせは、電話0997―54―3219(シネマパニック)まで。

 応援上映イベントに関する情報はfacebookのイベントページ「ボヘミアン・ラプソディ自主応援上映イベント」で確認できる。

 

 【追記】記事中、応援上映へのチヂン(太鼓)の持ち込みが可能と記載しましたが15日、主催者より連絡があり「楽器の持ち込みは全面禁止」に変更となりました。