和泊、知名町でも出発式

和泊、知名町でも出発式

市街地をパレードする参加者ら=和泊町=

ドライバーに安全運転を呼び掛ける参加者ら=知名町=

交通安全やウソ電話詐欺被害防止を

 【沖永良部】春の交通安全運動・地域安全運動の出発式が10日、和泊、知名両町役場であった。街頭キャンペーンを行った参加者は、車のドライバーに交通事故防止やウソ電話詐欺の被害防止を呼び掛けた。運動期間は11~20日まで。

 和泊町の出発式には、関係機関から約50人が参加。沖永良部警察署の向原昭仁署長(代読)は「住民が交通事故の加害者や被害者にならないよう正しい交通ルールやマナーを指導してほしい。また、夜間の事務所等を狙った侵入盗難事件も連続発生している。防犯意識の醸成を図っていくことが必要不可欠だ」と話した。

 9日現在、管内の交通人身事故の発生件数は12件(前年比4増)、死者数1人(同1減)、傷者数12人(同6増)。昨年中の刑法犯認知件数は42件(同1減)となっている。

 国頭小学校の新1年生4人が▽道路では遊ばない▽道路では飛び出さない▽横断歩道を渡るときは、右左を確認する―ことを宣言した。

 参加者は、パトカーを先頭に市街地をパレード。街頭キャンペーンでは、夜光反射材付きキーホルダーやウソ電話詐欺の被害防止を呼び掛けるチラシなどが入った啓発グッズをドライバーに手渡していった。

 知名町の出発式には、約40人が集まった。役場職員が交通安全宣言を行い、高齢者の交通事故防止や飲酒運転の根絶、早めのライト点灯などの推進を約束した。