奄美市、ふるさと納税活用
奄美市は、集落の活性化などを推進する「一集落1ブランド」事業で認定した伝統芸能や自然、文化財などをまとめた冊子「SHIMA―JIMAN(シマジマン)」を発刊した=写真=。市内の学校などを通じ、各家庭に配布するほか、県奄美パークなど市内の主な観光施設に設置、無料提供する。
2007年度から取り組む「一集落1ブランド」で選出された市内21集落の22ブランドを、「佐仁八月踊り」などの伝統芸能、「アッタドコネ(有良大根)」などの特産品、「小湊フワガネク遺跡」などの文化財、「フナンギョの滝」などの自然に分けて、写真や関係者の声などと一緒に紹介している。
制作を担当した市民協働推進課の担当者は、「集落住民の思いなどブランドの背景にある地域の熱意にも触れることができる。観光客だけでなく、多くの市民に、ぜひ読んでもらいたい。今まで知らなかった奄美の魅力を再発見できるはず」と話している。
冊子は、B5判、39㌻。2018年度のふるさと納税事業を活用、240万円をかけ、1万部を制作した。問い合わせは同課(電話0997―52―1111)へ。