国体相撲競技まで500日

国体相撲競技まで500日

かごしま国体相撲競技のカウントダウンボードを序幕する朝山市長ら

市役所にカウントダウンボード登場
「市民一丸となっておもてなし」

 2020年10月に奄美市で開催される第75回国民体育大会(かごしま国体)の相撲競技まで500日を切った30日、同市役所に大会までの日数をカウントダウンするボードがお目見えし、除幕式が行われた。カウントダウンボードは相撲競技開催まで市役所2階に設置される。

 除幕式には、朝山毅市長のほか、市相撲連携の日高達明会長や近くの名瀬幼稚園の園児38人も出席。朝山市長は「相撲が盛んな奄美にとって、国体の相撲競技が地元で開催できることは大変うれしいこと。来島する選手らをおもてなしできるよう市民一丸となって取り組みましょう」と呼び掛けた。日高会長も「ぜひ地元開催の国体でいい成績を上げられるよう、選手強化など頑張りたい」と話した。

 相撲競技は来年10月9日~11日の3日間、同市住用町の奄美体験交流館で行われる。市教委国体準備室によると、期間中は選手、監督ら約600人と役員、関係者や応援者など約400人の計1000人の来島が見込まれるという。

 序幕式後には市実行委員会総会もあり、18年度事業報告や19年度予算などを承認。開催に向けた受け入れ態勢やPR活動などの計画について協議、相撲競技を成功させるため関係団体が連携していくことなどを確認した。

 19年度の事業計画では、かごしま国体のリハーサル大会を兼ね「第58回全国教職員相撲選手権大会」を今年8月18日に国体会場でもある奄美体験交流館で実施する。同大会には全国から15~20チームが参加するとみられ、実行委は「しっかりと準備し、国体を行う会場としてふさわしいと感じてもらえるような大会にしたい」としている。

 このほか、空港から奄美体験交流館までの国道と県道の歩道などにマリーゴールドなどの花を植えて来島者を出迎える「花いっぱい事業」を展開、10月には国体1年前イベントを行い、市民への啓発とPRを行う。