地域さわやかサロン合同交流会

はつらつと交流した伊仙町地域さわやかサロン合同交流会=28日、同町総合体育館

はつらつと介護予防
伊仙町、3地区の活動事例発表も

 【徳之島】2019年度伊仙町地域さわやかサロン合同交流会(町地域包括支援センター、町社会福祉協議会主催)が28日、同町総合体育館であった。介護予防活動に取り組む町内計25カ所のサロン利用者や関係者約250人が集い、はつらつと介護予防体操や講話、町内3地区の活動事例発表などで交流した。

 同町のサロン活動は約12年前に町内全33集落を対象に開始。各自治公民館など集会施設を会場に現在25カ所(うち完全自主運営18カ所)で実施。町社福協への委託分も含め月1回~4回のペースで活動。利用登録者数は約350人、年間利用者数は延べ約5千人。一堂に会した合同交流会は、集落間の交流の活発化と地域づくり―を目的に今年で5回目。

 交流会には60代から上は90歳代までが参加した。同町の健康増進施設・ほーらい館の竹下勝博施設長(健康運動指導)による「貯筋体操」の実技指導に続き、理学療法士・平山秀太さん(いなだ整形・内科クリニック)が講話。こまめに体を動かして筋肉と頭を使うことや、筋肉や関節を痛めたり疲労を蓄積しないため、運動後の丹念なストレッチの大切さなども説いた。

 活動事例発表では、町内の東部地区「花の徳之島」、中部地区「長生き音頭」、西部地区「365歩のマーチ」(阿権集落棒踊り)など舞台発表を交え和やかに交流した。

 参加者の1人、西犬田布の徳一造さん(91)は「3、4年前から集落のサロンに参加。健康体操で体を動かしたりした後、お茶会で交流するのが楽しみです」と表情を輝かせた。