飲酒運転撲滅を啓発

飲酒運転撲滅を啓発

奄美地区安全運転管理協議会青年部や奄美署などが屋仁川通りで飲酒運転撲滅に向け呼び掛けた

街頭パレードで 飲食店にもチラシで周知
安全運転管理協青年部など

 飲酒の機会が増える時期に合わせ、飲酒運転撲滅を訴える街頭パレードが24日、奄美市名瀬周辺であった。奄美地区安全運転管理協議会青年部(川畑稔仁青年部部長)などから約20人が参加。酒類を提供する店舗にチラシなどを手渡し、飲酒運転の撲滅を呼び掛けた。

 パレード名はシマ口を使った「夏ですよ~ せぇま~さりょんば 飲酒運転しりしょんなよ~」。夏の交通事故防止運動(21~30日)にちなみ、“夏”(72)です“よ”(4)との語呂合わせからこの日に実施した。

 パレードは奄美市名瀬長浜町の奄美署から出発。井上昌一署長も参加し、それぞれが「根絶!飲酒運転」などと書かれた大きなのぼりをもってアピールしながら屋仁川通りまでを練り歩いた。屋仁川通り到着後は飲食店を訪問し、啓発用のチラシ18部を配布。運転代行サービスやタクシー利用を促すように伝えた。

 川畑部長は「店舗で聞くと、代行やタクシー利用を促すことはしている店が多かった。飲んだその日に乗る人は少ないかもしれないが、翌朝に酔いが残った状態で乗るのも飲酒運転になるということも周知したい」。同署の竹下直志交通課長は「平日の貴重な時間を割いて、大勢に参加してもらってありがたい。警察だけではできないことだ」と話した。

 奄美署によると、同署管内の今年(7月25日現在)の飲酒運転による検挙数は17件。昨年同期に比べ4件減少したという。