宇検村第1回地域公共交通会議

村内バス路線のデマンド運行や平日午後の増便などを協議した「宇検村地域公共交通会議」

部分的デマンド運行開始
10月から 平日午後に1便ずつ増便

 宇検村は27日、同村役場会議室で2019年度第1回「宇検村地域公共交通会議」(会長・元山公知村長)を開いた。行政やバス事業者、関係機関の委員など17人が出席し、10月からの部分的デマンド運行やバス増便など協議して実施することを決定した。デマンド運行や増便の運賃については、現在の認可を受けている運賃を適用する。

 同村は昨年12月、住民生活に必要な乗合輸送の確保や、地域特性に応じた輸送サービスの実現に必要な事項を協議するために地域公共交通会議を設置。過去10年間の2路線(屋鈍~湯湾線、宇検~新村線)の利用実績から、利用の少ない区間や時間帯へのデマンド運行(予約がある場合のみ運行する形態)導入を協議していた。

 開会で元山村長があいさつ。「公共交通のしっかりしていない中、高齢ドライバーに運転免許返納を促せない。公共交通の在り方を検討していきたい」と述べた。

 元山村長が議長として、会議を進行。議題の▽部分的デマンド運行▽バス増便▽タエン浜バス停設置▽デマンド運行・増便における運賃―などを協議した。

 10月1日から部分的デマンド運行を宇検~湯湾線の始発便(宇検発)と最終便(湯湾発)の生勝から宇検の区間に設定。予約がある場合のみ運行し、予約がない場合は芦検が(湯湾行き)始発や(宇検行き)終点となる。

 同日からの湯湾~屋鈍線は、平日の屋鈍発湯湾行き以外の便にデマンド運行を導入。土日祝日の屋鈍から湯湾行きは始発便、湯湾から屋鈍行きは最終便がデマンド運行され予約があった集落まで運行される。

 バス増便は現在の屋鈍~湯湾線のしまバスの小型バスが午後に約3時間半空いているため、バス利用者の利便性向上や乗車率を上げる目的で平日午後の屋鈍湯湾間に往復1便(月・水・金)と宇検石良間に往復1便(火・木)を増やして村内運行する。また海水浴場のあるタエン浜に、バス停を設置することも決定された。

 デマンド運行や増便の運賃については、地域公共交通会議で決定できることから現在の認可されているものを協議運賃として設定。今後の状況を見ながら必要に応じて、同会議で協議して改正するという。

 その他、多くが利用する公共機関や施設などが集中する湯湾集落や周辺部の13カ所を、「やけうちの里」を拠点に巡回車やデマンド運行する提案も紹介された。