大島学区28学級１１２０人
増減なし 中卒見込み者は１０６人増
県教委は27日、２０２０年度の公立高校（市立７校含む）生徒募集定員を発表した。県内７学区のうち５学区で中学校卒業見込み者数が減少する見通し。８高校（全日制７、定時制１）ある大島学区では、学区内の中学卒業見込み者１０７５人（前年度比１０６人増）に対し、募集定員は28学級１１２０人（同増減なし）だった。
同教委高校教育課によると、学級編成は１学級40人が基準。募集定員は中学卒業予定者や生徒の進路希望、学校や地域事情を考慮し、決定されるとした。
20年３月の中学生卒業見込み数は、前年度比で大島学区、熊毛学区（８人）がそれぞれ増加したものの、残りの学区は25～２１１人の減少。県全体は１万５１０５人（同３４０人減）で、近年は過去最少を更新している状況。
20年度募集定員数は、県立２６６学級１万６１０人、市立42学級１６８０人の合計３０８学級１万２２９０人。なお各学区に定める学区外からの普通科合格者の入学数を一定に保つための「一定枠」は３７６人（大島学区は対象外）となる。
学級数の募集増減は、姶良・伊佐学区で１減。また大隅学区で学級数増減を伴わない学科再編を１校で実施する。
県内の県立高校入試に関する主な日程、科目は次の通り。
▽推薦入試＝来年２月４日（面接、作文など）▽一般入試＝３月５日（国語、理科、英語）、６日（社会、数学）▽合格者発表＝３月13日※県ホームページより