菊次郎翁ゆかりのさつま町を訪問。永野公民館で関係者と交流（提供写真）
隆盛翁ゆかりの菊池市を訪問。「菊池武光公生誕７００周年記念講演会」などに大島紬着用で参加した志塾・西郷塾メンバーら（提供写真）
龍郷町の「志塾・西郷塾」（久保明雄塾長）一行10人は、12～14日の３日間にわたって西郷菊次郎翁ゆかりの地である鹿児島県さつま町、西郷隆盛翁ゆかりの地である熊本県菊池市を訪問し、関係者と交流した。久保塾長らは「二つのゆかりの地で大歓迎、もてなしを受けびっくりし、感激した。今後も（ゆかりの同士での）交流を継続していきたい」と話していた。
伊勢勝義事務局長によると、一行は男性２人、女性８人が参加。訪問費用は、「龍郷町地域活力文化事業」の半額補助を受けた。
初日の12日は、さつま町を訪問。一行は「西郷菊次郎顕彰碑」前で記念撮影した後、永野公民館での歓迎会に臨んだ。歓迎会には「永野西郷菊次郎顕彰会」の黒田敏隆氏ら会員25人が参加し、両町代表あいさつの後、婦人部メンバーによる手作り昼食を楽しみながら出席者の紹介、懇談会があった。
菊次郎翁は、島津家の「永野金山」の第８代鉱業館長を務めた。黒田氏の案内で菊次郎翁ゆかりの地巡りがあり、①精錬所沈殿槽②胡麻目坑口③九朗太郎橋と平八重川橋④菊次郎翁お手植えの楓―を回った。
13日は菊池市を訪問。①西郷南洲公園と増永城跡②菊池神社③菊池渓谷④能場（御松囃子・狂言見学）⑤菊池物産館（市民広場）―など巡った。
午後６時から七城温泉ドームで歓迎交流会が開かれた。菊池市、菊池市議会メンバーのほか、「西郷隆盛公奉賛会」「菊池源吾に学ぶ会」「菊池・南洲翁の会」「菊池都市間交流の会」メンバーら40人以上が参加。「菊池・南洲翁の会」の松本隆幸会長が開会あいさつした後、菊池市の江頭実市長ら２氏が歓迎あいさつ。「志塾・西郷塾」一行紹介があった後、西郷隆文氏（西郷隆盛公奉賛会理事長）が来賓あいさつした。
14日は、菊池一族である「菊池武光公生誕７００周年記念講演会～世界一わかりやすい南朝の英雄 菊池武光」に出席。久保塾長によると、同記念行事に招待を受けた。
久保塾長は「さつま町には、個人的に訪問して交流したことがあるが、『志塾・西郷塾』としての訪問は初めてとなる」「菊池市関係者とは10数年の付き合いとなり、９年ぶりの訪問。歓迎交流会には市長夫妻も参加していただき、盛大な歓迎を受け、感激した」「奄美大島、龍郷町にとっても有意義な交流となった」と述べ、感謝した。