通り会連合会「秋まつり」

末広本通りのメイン会場で行われた奄高生徒のファッションショーでは、多くの観衆が脇を固め華やいだ

仮装やステージも
奄美市商店街にぎわう

 奄美市通り会連合会(惠枝美会長)が主催する2019年度「商店街秋まつり」が2日、奄美市の名瀬中心商店街であった。歩行者天国となった通り一帯には大勢の来場者が詰めかけ、アーケード散策や仮装、ステージなど、イベントを楽しむ姿でにぎわった。

 イベントは、名瀬中心商店街の活性化を目的に七つの通り・189店舗で構成する同連合会が企画し、10年以上続いている。当日は各通りが通行止めとなり、1日限りの歩行者天国が登場した。

 午後1時、イベントはハロウィンに合わせた仮装ウォークラリーで開幕。子どもたちが魔女やカボチャ、お姫さまなど思い思いの姿で各通りを練り歩き、商店主らにスタンプをねだってお菓子をもらった。

 午後3時からは、初会場となる末広本通りに設置されたメインステージで、小中高生による吹奏楽やダンスなどがスタート。奄美高校の家政科が企画した「ファッションショー」では、色鮮やかな服をまとった生徒が次々と登場し、通りは明るく華やいだ。

 この他各通りでは、屋台やカフェなどの出店もずらりと並び、商店街の歴史を写真で綴った「なつかしゃ写真展」や「軽トラ市」など商店主らが趣向を凝らした催しも数多く開催。幅広い世代が家族や友達を連れ添いながら、地元のアーケードや通りに親しんだ。

 友達と6人で仮装して来場した名瀬小4年・源元心桜さんは「(商店街は)普段はあまり来ないけど、お菓子もいっぱいもらえて楽しかった」と喜んだ。

 同連合会の惠会長は大勢の来場者を眺め「みんな笑顔で楽しんでいるのが何より。先輩から受け継いで来た親しみある商店街。今後も5年10年と続くように若い世代と一緒に盛り上げていきたい」と笑顔で話した。