笑顔並べて受賞を報告

全国での受賞を報告した(手前右から)槻木さん、岩切奈紬さん、岩切萌さん

全国環境日記と絵画コン
龍郷町小中生 岩切さん姉妹と槻木さん

 第21回「みどりの小道」環境日記コンテストで佳作に輝いた龍瀬小1年・岩切奈紬=なつみ=さんと同審査員特別賞の秋名小5年・槻木心美=こころ=さん、第23回「全国小学校児童・生徒環境絵画コンクール」で佳作を受賞した龍南中3年・岩切萌さんの3人は24日、龍郷町役場を訪ねて受賞を報告した。町長室で出迎えた竹田泰典町長は「努力が報われたね。おめでとう」と全国での受賞を称え、3人は笑顔を並べた。

 「みどりの小道」は小学生が環境問題をテーマに12週間、日記を付ける教育プロジェクトで一般財団法人グリーンクロスジャパンが主催。応募総数は5060人で、奈紬さんはごみや節水、植樹などを、槻木さんは海岸清掃や二酸化炭素排出などをテーマに取り上げた。

 一方「環境絵画」は、よりよい環境づくりと自然の大切さを知ってもらおうと全国小中学校環境教育研究会が主催。応募総数は1109人(中学部門)で、萌さんは自分たちの世代が残したい伝統をテーマに、紬模様の奄美大島を中心に据え、豊かな動植物や青い海などを描いた。

 3人は、竹田町長と歓談し「驚いた」「うれしかった」など喜びの声を報告。萌さんは「海にもこだわり丁寧に描いた」とし、槻木さんは「ごみを捨てるのは悪いことだが、改善できるのも人間だとわかった」と話し、竹田町長も「今後もさらに頑張って」などエールを送った。

 なお、岩切萌さんの描いた絵は、世界自然遺産登録を目指す奄美大島の代表として、環境省が発行する来年の環境白書の表紙を飾る予定だという。