ICT教材、AIが習熟度判断し指導

個別学習支援システム「すらら」を前に無料体験学習を呼び掛ける重信塾長

「いつでもどこでも最適な学習を」
個別学習塾「STARS」 無料体験受け付け中

 AI×アダプティブラーニング(適応学習)で、いつでもどこでも最適な家庭学習を――。奄美市名瀬末広町の個別学習塾「STARS」(重信亮平塾長)はこのほど、ICTが教える個別学習支援システム「すらら」を活用した「家庭学習コース」を新規開講し、塾生の募集を始めた。現在、無料体験学習を受け付けており、重信塾長は「学校や自宅を問わず学べる優れた教材。この機会に一度体験してほしい」と多くの受講を呼び掛けている。

 「すらら」は文部科学大臣賞を受賞した個別学習指導プログラムで、「㈱すらら」(本社・東京都)が開発。パソコンやタブレットを使ってアダプティブに学べるeラーニング教材で、インターネットに接続できる環境があれば、場所や時間を問わずに取り組める。

 学習はICTの「すらら」が教え、生徒一人ひとりに合わせてカリキュラムを設計。学習には、レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能など、生徒の習熟度に応じて「すらら」が最適な学習内容を判断し、指導状況を蓄積しながら、理解・定着・活用のサイクルで、苦手な科目や不足点などを補っていく。

 対象は小学1年生~中学3年生で、国語、算数・数学、英語、理科、社会の5教科を用意。県内教科書の9割以上をカバーし、授業のフォローアップとしても使える。

 現在「すらら」は、1000を超える全国の学習塾や学校に広がっており、障がい者や不登校、休校中に学習機会を提供できるツールとして導入が進んでいる。重信塾長は「子どもたちもゲーム感覚で楽しみながら効果を上げている。新たな方法として広げていきたい」と話した。

 自宅で学ぶシステムは、月額で小学生8千円、中学生1万円。パソコンは月額2千円からレンタルでき、通塾タイプの受講もできる。

 問い合わせは、同塾電話0997―57―1140まで。