手作りの商品を持つ沖永良部高校商業科の生徒ら=和泊町=
島の活性化に向け「おもてなし実習」
【沖永良部】沖永良部高校商業科の「おもてなし実習」が15日、沖永良部空港であった。3年生5人が参加。手作りの写真立てやキーホルダーを空港利用者にプレゼントし、島の魅力アップを図った。
同校では、商業科の3年生を対象に島の活性化に向けた調査研究授業を行っている。今回は「空港の魅力化」をテーマに、島の思い出となるような土産物について考えた。
空港内の特設ブースには、写真立て、キーホルダー、クリップ、マグネットの4商品が並んだ。全て生徒たちの手作りで、島の海岸で集めたシーグラスや貝殻を材料に使った。
ブースに訪れた人らは「きれいだね」「一つ一つ違っていて面白い」と話しながら、商品を受け取っていた。
このほか、商品の感想や島の印象についてアンケート調査も行った。
写真立てを選んだ76歳の男性は「素晴らしい商品。高校生の頑張りが伝わる」と笑顔。
3年生の本江利郁さん(17)は「心を込めて作ったので、喜んでもらえてうれしい。これからも島の良さを伝えていく方法を考えたい」と語った。