和泊小、追い込み漁体験

海面をたたいて魚を追い込む児童ら=和泊町ワンジョビーチ=

「海は楽しい場所」

 【沖永良部】和泊町立和泊小学校(福元哲勇校長)の5年生41人が27日、同町ワンジョビーチで追い込み漁を体験した。子ども達は、網にかかった大量の魚に歓声を上げて喜んだ。

 例年、夏休み期間に実施している体験学習の一環。地元の漁師ら9人が協力した。

 潮が引いてきた午後2時半ごろ、漁を開始。児童らは、ビーチから250㍍ほど先の海中に仕掛けられた網の近くまで行くと、海面をたたいて魚を追い込んでいった。

 ブダイやカワハギなど大小100匹以上が捕れた。漁の後は、魚さばき体験も行われた。

 河合柾宗さん(11)「海の怖さも分かった。捕った魚はフライにして食べたい」。久保玲央那さん(11)「こんなにたくさん魚が捕れると思っていなかった。自分でさばけるようになりたい」と話した。

 漁師の関根博和さん(58)は「海は危険だが、楽しい場所でもある。島の海の豊かさを知ってほしい」と語った。