「月遅れ七夕まつり」 徳之島町

短冊に願いを込めるなど「月遅れ七夕まつり」を楽しんだちびっ子ら=6日、徳之島町

伝統に読書普及を融和

 ○…徳之島町立図書館恒例の「月遅れ七夕まつり」が6日、町生涯学習センターであった。幼児から小学生まで約40人が参加。おはなし会を楽しんだ後、思い思いの願いごとを書いた短冊などを青竹につるす七夕飾り楽しんだ。

 ○…同町内の一部では、月遅れ盆(13~15日)に向けて、家々で七夕飾りを作って玄関や庭先に飾る「タナバタ」(月遅れ七夕、8月7日)の風習が受け継がれている。同図書館イベントは、地域の伝統行事に絡めた子ども読書普及講座の一つ。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催に。

 ○…おはなし会では職員たちがエプロンシアターによる「3ぴきのやぎとトロル」やパネルシアター、スクリーン紙芝居などを上演。七夕飾りづくりでは、図書館側が準備した青竹に、それぞれの願い事などをしたためた短冊など飾り付けた。ちびっ子の1人・福永朔士(さくと)君(亀津小3年)は、短冊には「自分の両親が長生きできますようにと書きました」とニッコリ。宝ものは、台風の強風から大切に守りながら持ち帰った。