徳之島産ピタヤ(ドラゴンフルーツ)試食会

参加者に徳之島について説明する福永さん(左)
徳之島にしかない3色のピタヤを使用したサラダとパフェ

新宿高野本店で南国の恵み、笑顔で味わう

【東京】新宿区にある高級果物専門店で、このほど徳之島産のピタヤ(ドラゴンフルーツ)の試食会が開催された。サラダなどにアレンジされた南国の恵みを、参加者たちは、笑顔で味わっていた。

ドラゴンフルーツとして親しまれる、正式名称「ピタヤ」の試食会は、(株)新宿高野(新宿区新宿3-26-11)が主催。JAあまみ徳之島事業本部園芸課と鹿児島県が協力したもの。試食会は、高級果物専門店で知られる同社のフルーツサロン(本店地下1階)を舞台に実施する、カルチャースクールの一環。旬のフルーツの選び方、食べ方などを学ぼうと参加者がテーブルに着いた。

県東京事務所流通情報課・技術専門員の福永求さんは、試食に先立ち、徳之島の地理や観光情報などのほか、ピタヤの栽培概要を交え農業の実態を紹介。「徳之島では、20年以上前からピタヤを栽培している。その中からおいしいものを厳選しました。完熟して収穫しているので、おいしさは格別ですよ」と説明した。

その後、お待ちかねの試食に。徳之島にしかない赤、白、ピンクの3色が、サラダやパフェにアレンジされて登場した。見た目も鮮やかなピタヤを口にした男性は「白のピタヤを一番甘く感じられた」。都内から友人と共に参加した女性も「想像以上に甘く、おいしかった。赤が印象に残りましたね」と満足そうに話していた。また、祖母が奄美市名瀬小湊出身だという川田光代さんは「試食会は2度目ですが、今回も楽しめました」と、それぞれ「長寿の島からの贈り物」を笑顔で堪能していた。

参加者からは、花に関してや果実が「台風で落ちることはないのか」の質問もあり、「実は大変強く、落ちることは少ない」(福永さん)などと、活発なやりとりがされていた。