徳之島高文化祭

軽快に日頃の練習の成果を披露した徳之島高文化祭=15日、徳之島町文化会館


意外なエンターテイナ―ぶりで沸せた職員バンド

輝く青春のエネルギー発散
職員バンドも大好評

 【徳之島】県立徳之島高校(上田勇一校長・生徒数261人)の2024年度文化祭は15日、徳之島町文化会館を中心にあった。「輝く~わっきゃぬA・O・HA・RU Festival~」をテーマに、生徒一人一人が情熱を注いだ舞台発表や芸術作品、探究活動の成果などを公開。職員バンドも熱いエールを送るなど心を一つに躍動した。

 「輝く、私たちの青春フェスティバル」の意をテーマに込め、1年生はバザー(隣接の町体育センター)、2年生は映像作品、3年生は演劇など舞台発表を中心にそれぞれ取り組んできた。生徒会長の森太陽さんはあいさつで「これぞ徳高の文化祭だ!と感傷に浸った」。実行委員長の宮上博意さんも「青春の一ページに残る楽しい文化祭に」とアピール。

 舞台発表は、各学年代表の3人による弁論大会で始まり、ジェンダーの平等実現や将来の介護、選挙への関心を促す時事問題などを含め主張を展開。「本当にあった怖い話」などの映像紹介や蔵越エイサー隊演舞、「響け徳高サウンド」(音楽部)、3年各クラス別の演劇、空手道部の演武など計13のプログラムで盛り上がった。

 昼食タイム(自由観覧)では、生徒らのロックバンド「スワッグ」やヒップホップダンス「ハニーズ」などとともに、教職員バンド「ザ・ホエールズ」(6人)も意外な〝エンターテイナー〟ぶりを発揮。生徒たちに熱いエールを送るなど、心を一つに学校ぐるみで盛り上がった。