東京沖洲会

「かぎやで風」で琉球の風を会場に吹かせる出演者

総踊りで大盛況となった会場。左奥が前田博美さん

出席者へ町政報告などをする今井力夫知名町長

230人で大盛況に
第111回総会・敬老会

 【東京】東京沖洲会(川島利文会長、大山正巳幹事長)は「第111回東京沖洲会総会並びに敬老会」をこのほど、品川区の総合区民会館「きゅりあん」で開いた。沖永良部島ほか沖縄、愛知からゲストや来賓、関東在住者合わせ約230人でにぎわった。

 9日に開催された同会は郷土遥拝の後、安楽晃一郎常任幹事の司会で第一部がスタート。川島会長は「1が三つも並ぶめでたい数字の会になった。明るく、楽しく、和やかに過ごしてほしい」と笑顔で語り掛けた。大山幹事長の進行で会務報告、会計報告などが順調に終了。新会長には、野村直功(なおよし)さんが、新幹事長には仁礼均さんが就任することが拍手で承認された。
野村さんは「忘れるな古里、思い出せ古里を合言葉に頑張る」と抱負を語った。敬老者が壇上で紹介され、記念の品が贈呈された。最高齢者は93歳だった。

 来賓として今井力夫知名町長が登壇。「大変申し訳ない」と町職員の公金着服を謝罪したうえで「新庁舎は環境と防災に配慮した全国に誇れるもの。ぜひご覧になってほしい」と胸を張った。ほか、川畑裕一和泊副町長、宮地正治東京奄美会会長が祝辞と感謝の言葉を述べた。その後、第1部が終了。

 野村直功さん、森佐和子さん、宗吉邦男さんの司会で第二部、懇親会・芸能祭へ。山田海陸航空㈱代表取締役社長・山田明さんらによる「かぎやで風」の踊りに続いて、今榮前勝顧問の乾杯で開会。ゲストとして愛知沖洲会・佐藤さおり会長の娘で京都先斗町の舞妓、秀芙美(ひでふみ)さんが華麗な舞を、唄者・前田博美さんもシマ唄を披露、盛大な拍手が送られていた。ほか、与論と沖洲女性部によるフラなど歌や踊りを各校区会が競うように舞台をにぎわせた。甘味けんじさん(住吉校友会)も、ぼうず漫談で笑いを誘っていた。総踊りで大盛況の会は、森眞一顧問の万歳三唱で閉幕となった。