関東宇検村会が100周年総会・懇親会

区長勢ぞろいによる宇検村民歌の斉唱

芦検稲すり節保存会による「稲すり節」

湯湾八月踊り保存会による「八月踊り」

前山真吾さんのシマ唄に笑顔で踊りだす女性陣

徳永ゆうきさんのトークと歌に盛り上がる会場

新たな100年へ450人で大盛況

 【東京】関東宇検村会(豊田英磨会長、有川昭男幹事長)は10日、「関東宇検村100周年総会・懇親会」を品川区の総合区民会館きゅりあんで開催した。『温故知新・先人たちの想い繋ぎ100年の笑顔東京で咲く』と題した会には、地元宇検村からの約80人、出身者や来賓合わせ約450人で大盛況となった。参加者たちは、島口と笑顔を交わしながら記念の会を堪能していた。

 「よいや~。よいや~」の掛け声で勇壮な振り出しによるオープニングに続いて藤野芳樹副幹事長の司会で第1部がスタート。郷土遥拝、区長が勢ぞろいして宇検村民歌を斉唱した。豊田会長は「先人たちの『すっとぐれ、負けてたまるか』精神で苦難を乗り越えてきた」と100周年の思いを口にした。会務報告、会計監査報告などが順調に進行。

 元山公知宇検村長が来賓代表笑顔で壇上へ。「みなさまの熱いメッセージが、宇検村にしっかりと届いた。今日は島から約80人がやって来た。島らしさ全開で楽しもう」と語った。塩田康一県知事は「郷土の発展のために多大な力添えをたまわった」とし、奄美開運酒造・渡慶彦社長は「工場を宇検村に移して以来、絆を大切にしてきた」とあいさつ。ほか、東京奄美会・宮地正治会長が登壇した。

 第2部は100周年実行委員長の前田多都子さんと、幸田和義幹事の司会、碇永光弘さんの乾杯の音頭でにぎにぎしく開幕。部連会による、「宮口勘定」。芦検稲すり節保存会が「稲すり節」を、湯湾八月踊り保存会が「八月踊り」を披露し芸能・余興へ。舞台いっぱいに宇検村の伝統文化が広がった。

 前山真吾さんが朝花節、長雲節などシマ唄を熱唱、徳永ゆうきさんも歌とトークで笑いと拍手を誘っていた。ほか、若さ弾けるピップホップや役場職員による特別ショー、女性部の踊りなど次々と華やかに。久永さとみさんの歌声で、さらに盛り上がった会場は総踊りの後、前田実行委員長のお礼の言葉、中村伸勇副幹事長の閉会あいさつで閉幕。笑顔の花が咲くなかで、新たな100年へ向けスタートとなった。