県議会6月定例会開会

魅力発信・交流人口拡大期待
大和村クロウサギ施設で知事

県議会6月定例会は4日開会した、会期は26日までの23日間。一般会計補正予算(第1号)や条例改正など議案15件、専決処分報告2件が上程され、塩田康一知事が提案理由を説明した。この中で奄美群島の振興について、条件不利性の改善や沖縄との連携促進などの取り組みを推進するとした。

4月20日に大和村にオープンした「アマミノクロウサギミュージアムQuru(くる)Guru(ぐる)」について発言。知事は開所記念式典に出席したが、「奄美群島における人と生き物の共生を学ぶ施設として希少野生生物の保護や自然環境教育に貢献するとともに、世界自然遺産の魅力発信や交流人口の拡大に寄与するものと期待している」と述べた。

観光の「稼ぐ力」向上では、国内からの誘客で大手旅行予約サイトと連携して今月下旬から、関東・関西在住の20代から30代をターゲットに、「本県の観光素材を紹介する動画広告をSNS等で配信するデジタルプロモーション」を展開すると報告。大阪・関西万博については、9月に万博会場の催事施設EXPOメッセで、九州7県で合同出展することを説明。鹿児島県ブースでは「本県の世界遺産、食文化、伝統的工芸品等の『南の宝箱 鹿児島』の魅力をPRすることとしており、市町村等とも一体となって、万博を契機とした本県の魅力の発信や観光誘客に取り組む」と意欲を見せた。

一般会計で43億1600万円となった補正予算案では、新総合体育館(スポーツ・コンベンションセンター)の設計にかかわる債務負担行為や設計者選定などに要する経費のほか、国の24年度補正予算に対応した事業などを計上している。

同体育館設計について知事は「メインアリーナやサブアリーナ等の観客席数を削減することによる建設コスト17億円の抑制よりも、毎年約4億円、30年間で約120億円、50年間で約200億円の経済波及効果を優先する方が、県全体としては有益と判断し、基本構想に基づく観客席数とすることを前提に設計を行うこととしたい」と説明。奄美群島市町村長会からも「基本構想に基づき県大会などの開催が十分に可能である規模で、本港区エリアにおいて着実に整備を進めることについて要望を頂いた」と報告した。

9日には代表質問、11日~13日、16日には一般質問がある。