知名町生涯学習フェスティバル

社会福祉功労者など33人を表彰した式典(2日、知名町)

 

 

前夜祭の文化協会設立50周年記念舞台発表で披露された西目イシシハカマ踊り(1日、知名町)

 

 

 

社会福祉功労者など33人表彰

 

 

 【沖永良部】おきのえらぶ文化ホール「あしびの郷・ちな」開館25周年記念第35回知名町生涯学習フェスティバルが1、2の両日、同町の各会場であった。各種表彰や舞台発表などが行われ、多くの町民でにぎわった。

 1日は、同町民体育館で作品展示等が開催され、食生活改善コーナーや介護されない身体づくりコーナーなどの体験ブースも設けられた。また、同日夜は町文化協会設立50周年記念の舞台発表が同町あしびの郷・ちなであり、西目イシシハカマ踊り保存会など15団体が民謡や琉球舞踊を披露した。

 2日の式典は、同町あしびの郷・ちなで開かれ、沖永良部高校エイサー部の演舞と知名小学校の児童16人による町歌斉唱で幕を開けた。赤地邦男副町長は「生涯学習は心豊かな地域社会を形成する柱だ」とあいさつし、8020運動の達成者や社会福祉功労者など33人を表彰した。

 福祉作文の発表では、小中学生3人が登壇。夏祭りで迷子を見つけた時のことを綴った知名小4年の林果恋さんは、自分も迷子になった経験があると明かし「今度は私が助ける番だ」と泣き続ける迷子を連れて、近くいた屋台の店員に助けを求めたという。その後、祭りの会場に流れた「迷子の放送」に安堵(あんど)し、「人の気持ちを考え、助けられる人になりたい」と語った。

 式典後、公民館講座の舞台発表があり、11教室約150人が日頃の練習の成果を披露した。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 【福祉部門】▽8020運動 榮前村、宗??秋、松元慶二、池田悦子、榮智加子▽社会福祉功労 沖成俊之、村山愛子、西むつみ

 【社会教育部門】▽社会教育功労 泉洋一郎、坂本二六▽知恵袋博士号認定 児玉富杢、松野英樹

 【福祉作文】▽最優秀賞 小野愛友莉(知名小3年)、林果恋(同4年)、細川愛莉(田皆中1年)

 【短歌コンクール】▽大賞 北野満梨和(田皆小1年)田中琉介(田皆中3年)、山下華美(沖高3年)、清村美代子(芦清良)