「豊作型」の今期サトウキビの受け入れ・圧搾処理を終えた南西糖業(写真は徳和瀬工場=14日、徳之島町
【徳之島】徳之島の南西糖業㈱(神﨑俊代表取締役)は14日までに今期(2025/26年期)製糖操業を終えた。製糖実績速報によると、同社大型2工場の原料サトウキビの受け入れ処理量は計19万5114㌧(前期実績比2万3670㌧増)。この10年間では16/17年期の22万669㌧(小型工場分除く)に次ぐ「豊作型」に恵まれた。
同社の徳和瀬工場(徳之島町)と伊仙工場(伊仙町)は昨年12月10日から原料の受け入れ・操業を開始。年末年始やキビ春植え推進期間(操業休止)をはさみ、徳和瀬工場が12日夕、伊仙同が13日夕までに受け入れを終了。圧搾操業も徳和瀬の14日をもって完了した。
製糖実績速報(同社徳之島事業本部農務部)によると、工場別の原料受け入れ実績は伊仙工場10万1435㌧(前期比1万966㌧増)、徳和瀬同9万3679㌧(1万2704㌧増)の計19万5114㌧(2万3670㌧増)。当初生産見込み量(昨年11月1日付、小型工場除く)より1万4514㌧増のうれしい「豊作型」となった。
平均買入糖度については13・53度(前期比0・33度低下)でほぼ平年並みの品質。原料受け入れ・操業開始を前期よりも10日間早めたことも遠因の一つに考えられる。平均農家手取り額は約2万2971円(㌧、前期比約1444円の減)となった。
作況については、生育初期が平年よりやや悪い状況の中、梅雨期間の降水量も58・5㍉(平年比17%)と少なく干ばつ傾向に。7月にはバッタ(タイワンツチイナゴ)による食害も散見。しかしその後は高温・多照・適宜降雨により生育条件が好転。登熟期も高温・多照によりキビの成長に大きく寄与。糖は低糖度帯でのスタートとなったが、単収は前期実績(5・503㌧)を越える見込みとしている。

