黒糖焼酎アンバサダーが活動報告

第1期修了を祝い記念撮影に収まる推し蔵アンバサダーと蔵元たち


交流会では蔵元から修了証も手渡された

SNS発信、飲み活、新規導入も
民間発「推し蔵」プロジェクト

 奄美群島の特産品である「黒糖焼酎」の魅力を発信し、ファン獲得につなげる民間発のプロジェクト「推し蔵アンバサダー」の第1期生修了に伴う記念交流会が11日、奄美市名瀬の小規模複合施設UNIONであった。全国の任命アンバサダーが島に集まり、SNS発信や飲み活、居酒屋などへの新規導入など、各地の活動を報告。応援してきた蔵元を前に、5か月間の成果を振り返った。

 奄美市名瀬でコワーキングスペース運営や仕事マッチングサービスを手掛ける合同会社KAZAMI(矢吹飛鳥代表)が主催。熱い思いと行動力を持つファンや愛好家と蔵元をつなぎ、交流を深めながら全国に広めようと企画した。

 第1期は、奄美大島酒造、富田酒造場、西平本家、西平酒造、町田酒造、弥生焼酎醸造所の6社が参加し、希望する蔵元の応援団としてアンバサダーを公募した。海外在住を含む34人が、昨年11月から今年3月にかけて勉強会やオフ会などを開きながら、PR活動を担った。

 報告会にはアンバサダー13人が訪れ、一人一人に修了書が手渡された。13人は蔵元が用意した秘蔵の黒糖焼酎を飲みながら、成果を披露した。

 大阪在住でシンガーの石田めぐみさんは、実家の寺で行った夜市のライブで黒糖焼酎を提供し、「海外の人にもPRできた」と話した。同在住の前田秀樹さんは黒糖焼酎BARを自ら開店。「アンバサダーをきっかけに新たな発見もたくさんあった」と笑顔だった。

 蔵元からは「今までにない企画で、成果が送られてくるのが楽しみだった」「業界全体で取り組むことの大切さが改めて感じられた」といった声も出た。

 奄美市名瀬出身で、茨城県水戸市で普及活動をした大山和輝さん(25)は「イベントで人を集め、飲みやすさなどをPRした。好きになった仲間が居酒屋に紹介してくれるなど周りともつながれた」と成果を話し、「SNS中心では年配者へのPRが課題かな」とも振り返った。

 期間中に報告された成果は、消費杯数6680杯(一升瓶371本相当)、リーチ数4万1855人、新規導入57店舗。今後は同様の企画を奄美群島全域で広げたいという矢吹代表は「アンバサダーそれぞれが強みを生かし、その成果も数字に出ている。魅力は伝わった。これからも島外の認知度が高まるよう取り組みたい」と話した。