備蓄米 奄美のAコープでも販売へ

政府が放出した備蓄米は、奄美群島ではJA系列のAコープ店舗で販売される(沖永良部島にある店舗で)

表示はなし国産単一かブレンドで

政府が放出した備蓄米の販売が全国のスーパーなどで広がっているが、県内でも10日からJA系列のスーパーで扱われている。奄美群島の各島にあるAコープにも並ぶが、備蓄米の表示では販売されない。

JA県経済連は、JA全農(全国農業協同組合連合会)を通じ、1回目の入札で約2000㌧を確保した。鹿児島市にある米穀卸販売の鹿児島パールライスで精米、Aコープなどの系列店で販売できるようにした。

農産事業部米穀特産課によると、奄美群島にあるAコープは奄美大島が2店舗(笠利、瀬戸内)、喜界島1店舗、徳之島3店舗(徳之島、天城、伊仙の各町に1店舗ずつ)、沖永良部島2店舗(和泊、知名)、与論島1店舗の計9店舗ある。「離島でも県本土同様販売される」とし、小売販売にあたっては入札で落札した全農が打ち出したように備蓄米での表示ではなく、国産単一米かブレンド米として並べるという。価格については「Aコープでの販売価格は(他の小売店に比べて)それほど上がっていない。5㌔あたり3500円程度になる」としている。

Aコープのコメ販売コーナーの中には「1家族、1袋までとさせて頂きます」と量制限を表示している店舗もあるが、笠利店によると、欠品することがあったものの、先週30袋前後が入荷し量が確保されているという。「販売状況を見ながら並べていきたい」とし、備蓄米の入荷につては「(10日午前中現在)まだ入荷しておらず、離島は1~2日遅れるのではないか。納品があったばかりなので、量が不足しているという状況ではない」と説明する。

なお、JA系列店以外の群島内全域の小売スーパーなどにコメを卸している有村商事㈱リカー・ライス事業部によると、契約している集荷業者を通して備蓄米を仕入れることができるかはまだ見通しが立っていないという。