「徳之島から春一番」で大盛況

「徳之島から春一番」で大盛況

あずままどかさんら、ステージに集合した出演者
徳之島のタンカンとバレイショ「春一番」を求める人たち
ワイド節、六調で大盛況となったステージ前の会場

バレイショ、タンカンなど大人気

【東京】東京に徳之島から春が届けられた――。「第11回徳之島観光・物産フェアin東京」が15日、渋谷区の代々木公園イベント広場で開催され2万人以上でにぎわった。来場者は、島の食材による料理や黒糖焼酎などを堪能、野外ステージのライブも楽しんだ。

関東徳州会(徳之島三町郷友会=坂田崇胖(たかひろ)会長)が主催、鹿児島県、徳之島3町、JAあまみの徳之島、天城両事業本部が後援した。坂田会長は「このイベントが長く継続され、徳之島ファンに愛されることを願っている。大いに楽しんでほしい」と笑顔で呼び掛けた。ほか、高岡秀規徳之島町長、伊田正則伊仙町長らがあいさつした。

イベントは東日本大震災の折、関東徳州会青年部が被災地支援を島の生産者に呼び掛け、バレイショ「春一番」20㌧が無償で提供されたことなどがきっかけ。2012年から開催されている。会場には、参院議員の里見隆治氏(公明党)も訪れ「両親のルーツが徳之島ですからね」と来場者と交流していた。

30以上のテントが会場を囲むように並び、骨付き豚肉、もつジャガイモや揚げ物、シークニンなどのドリンク類、多くの黒糖焼酎も販売された。長蛇の列をつくったのは、島から運ばれた「春一番」とタンカンのブース。タンカン1㌧、バレイショ2㌧が午後には完売となった。「赤土で育った味わいは、北海道にも負けません」と関係者は胸を張った。

野外ステージでは、あずままどかさんが熱唱すれば、森田美咲さん、内三千代さんがシマ唄を歌い上げた。また関東徳州会女性部は踊りで盛り上げた。「徳之島闘牛大会代々木場所」も行われ、汗ばむような陽気(都心の最高気温18・4度)はさらにヒートアップ。

初参加した伊田伊仙町長は「徳之島ではできないPRだ。本当にうれしい」と感激した。
大川内アツ子さん(85)は「台風のたびに一人暮らしを心配して来る」という長男・達也さん(60)から誘われ同居を決意。2年前に奄美から上京した。「初めて参加しましたが、島の雰囲気を存分に味わっています」と笑顔。会場には「徳之島のパワーを感じに来ました」と歌手の城南海さん、元ちとせさんも訪れ、六調に飛び入り参加。体いっぱいで春の喜びを表していた。