東京喜界会・新年互礼会

東京喜界会の70周年に向けて、新年のあいさつをする郡弘道会長

東京喜界・朝花節披露
朝花節を、唄・田向美春さん、三味線・田中アツシさん、踊り・喜田カヨ子さんで披露。盛んな拍手を受ける3人

東京喜界・安田民謡教室卒業生
安田民謡教室の卒業生による、「喜界やよい島」により大盛況となった会場。奥が指宿桃子さん、手前が田向美春さん

東京からサポートへ
歌や踊りの懇親会にぎわう

 【東京】2017年「東京喜界会・新年互礼会」がこのほど、四谷の主婦会館プラザエフで80人以上の出席者を迎え、にぎやかに開催された。

 あいさつに立った、郡弘道会長は「喜界島の素晴らしい自然や製品を、もっと知ってもらうために東京からサポートしていきたい」と東京喜界会の意義を改めて振り返った。また、「東京喜界会の70年の歩みを伝えるべく、喜界島の歴史などを調べている」と、記念誌製作に向けて取り組んでいることを明かした。この日は、父が喜界島出身だという世田谷区議会の上島よしもり議長も出席。「大好きな喜界島のため役に立っていきたい」と語っていた。

 事務連絡の後は、懇親会に移行。喜界女性部「島踊りの会」が「敬老音頭」を元気に踊れば、孝志洋一さんはギターで「島育ち」などを独奏。また、喜界島にゆかりのある安田民謡教室の卒業生で唄者の指宿桃子さん、田向美春さんが民謡などをのびやかに歌い上げた。父親が川嶺出身で何度も喜界島を訪れ、祖父の「唄アシビ」を耳にしたという唄者でギター奏者・田中アツシさんも熱い演奏を披露した。

 締めの「万歳三唱」に登壇した青年部長の原田尚樹さんは、昨年行われた青年部ソフトボール大会で「ユニホームを寄贈していただいた東京喜界会からパワーを頂いたおかげで、強豪の名瀬に快勝し2連覇できた」と報告、大きな拍手を浴びていた。5月14日の「奄美フェスタ」には、安田民謡教室出身の強力なメンバーを出演させるとのこと。東京喜界会は、「東京喜界会総会ならびに芸能祭」を9月に開催する予定となっている。