奄美第九公演まで2カ月

奄美第九公演まで2カ月

合唱団の練習風景=21日、名瀬公民館金久分館

奄美オーケストラの練習風景=21日、奄美文化センター

 

合唱団、オーケストラ練習重ねる
12月23日本番

 

 「奄美第九2018」(同実行委員会主催)は、12月23日(日)午後2時半から奄美市名瀬の奄美文化センターホールで開かれる。合唱団の登録団員は現在114人で、名瀬公民館金久分館2階研修室を主会場に週1回ペースで練習を重ねてきた。一方、オーケストラは、地元の奄美オーケストラ(城昭久団長)など島内外の有志約70人が出演を予定しており、奄美オーケストラも週1回ペースで同金久分館2階研修室を主会場に練習してきた。プロのバリトン歌手ら4人も出演予定。総勢180人を超える公演まで2カ月を切った。

 奄美第九公演は4回目となる。1回目から指揮を執り、なじみがある阪本正彦さん(東京交響楽団)が今回も指揮を務める。阪本さんは国内外で活躍している。

 今年6月に結団式を行い、練習がスタート。同実行委員会(保宜夫実行委員長)は、合唱団、オーケストラの各実行委員に分かれ、練習準備を担ってきた。

 合唱団事務局によると、登録団員114人の内訳は、男性44人、女性70人。パート別内訳はソプラノ32人、アルト38人、テノール20人、バス24人。土曜、日曜日の練習時間は午後6~8時半。岡山和子さん(日本合唱指揮者協会会員)が合唱指導を務め、田中裕太さんら4人がピアノ伴奏などを担っている。団員の仕事の関係もあり、毎回60人前後が練習に参加しているという。

 オーケストラ事務局によると、日曜日を中心に全体練習。第九公演には、弦楽器奏者が多い奄美オーケストラが約30人、元奄美オーケストラ団員ら島内外の有志約40人の計70人が出演予定。鹿児島、京都、出雲、名古屋などから参加を予定している。

 12月初旬に合唱団とオーケストラの合同練習を計画。公演まで2カ月を切り、これまで以上に練習に熱が入りそうだ。