東京ともしび会総会

全員で懐かしの校歌を歌い、故郷に思いを馳せる参加者たち


笑顔で集合写真に収まる参加者たち


小勝顧問と三谷幹事長の呼び掛けに応じて、積極的に募金をする出席者

多数が参加して盛況
記念誌、来年2月に発行へ

 【東京】奄美高校と大島実業高校の定時制卒業生で組織する、東京ともしび会(昇勝美会長)はこのほど、千代田区の主婦会館プラザエフ8階で創立40周年総会(第37回・鹿児島県立奄美高校定時制OB会)を開いた。来賓合わせて約40人が出席しにぎわいをみせた。総会では後輩を応援する「スポーツ募金」が集められ、来年2月ごろに「記念誌」が発行されることも発表された。

 昇会長の「ゆっくりと語り合い、楽しんでもらいたい」のあいさつから始まった会は、ユーモアあふれ、小気味いい三谷ユミ子幹事長の司会で順調に進行。会務報告などに続いて来賓を代表して、東京配田ケ丘同窓会・記原正一郎会長が「50周年、100周年と長く発展していくことを願う」と、言葉を寄せた。

 全員での記念撮影の後は、お待ちかねの懇親会。竹時雄さんと本田よしのさんによるシマ唄、踊り、平達也さんの新民謡などが披露された。

 また、山下こなつ、あすかさん姉妹による若さあふれるフラもステージを飾った。ほか、来賓による歌やカラオケ、八月踊りなど全員が参加しての楽しいひとときに、笑顔の花が咲いた。

 栄礼子さんが島の食材で時間をかけて手作りした「ツバシャ」料理を各テーブルに用意。出席者たちは故郷の味も堪能していた。

 東京ともしび会は、大木忍さん(1955年卒)、竹本登さん(同56年卒)、和田純男さん(57年卒)の3人で77年にスタート。その後に会の名前が決定、定時制に通う後輩を支える会として発足。

 後輩らが全国大会などで上京した際には、応援に駆け付け差し入れをしたりしてきた。現在会員は110人。島を離れ夢に向かって荒波の航路に就く若者らを、そっと見守ってきた会員の思いが詰まった記念誌は、来年2月に完成予定。小勝竹雄顧問は、「みなさんのおかげで、いい内容になりました。ぜひ楽しみにしていただきたい」と手応えを語っていた。