JX―ENEOSバスケクリニック

JX―ENEOSバスケクリニック

元五輪選手らから熱血指導を受ける小学生たち

元五輪選手ら熱血指導
島内小学生 一流の技術や動作学ぶ

バスケットボール女子Wリーグに所属する「JX―ENEOSサンフラワーズ」の元実業団選手らが直接指導を行う「バスケットボールクリニック」が2日、奄美市の名瀬運動公園体育館で開かれた。奄美市・瀬戸内町の小学生約60人が招待され、一流のテクニックや基本動作など、熱血指導を受けた。

事業は、バスケットボールを通して、地域交流やスポーツ振興を促そうと全国で開催されるクリニック。同グループ会社・JX―ANCI㈱所在の千葉県山武郡芝山町と奄美市の交流事業を通して実現した。

この日は、元選手で五輪の日本代表として活躍した小池清美さんや大山妙子さんなど、クリニックのコーチ4人が指導。大山コーチは「体の動かし方、ボールの使い方。一つでも(技術を)持ち返って」とあいさつし、ウォーミングアップやボールを使った実戦的な練習に取り組んだ。

ウォーミングアップでは、ボールに触れながら体幹を鍛えるトレーニングやストレッチで準備運動。倒されないためのフォームやボール移動についても熱心に指導を受けた。

シュートでは、効率を考えて山なりを推奨し、「距離・角度が大切。自分の形見つけて」と指南。1対1では、相手の裏をつくステップによる方向転換やフェイントなど、さまざまな基礎を学んだ。

最後、小池コーチは「基礎を大事に練習に励んでほしい。土台は積み上がるので、必ず上手くなる」とアドバイス。クリニック終了後は、記念撮影などで交流を深めた。

朝日小6年・小山田吏空くんは「スピードの乗せ方や強弱のある動きが参考になった。教えてもらったことを忘れずに役立てたい」と収穫を口にした。